自己破産とはどのような手続きですか?

自己破産は、あなたの財産を現金にかえて、それを債権者に配当する手続きです。ただし、すべての財産を現金に変えるものではありません。家具などの動産類は、ほぼすべて残るのでご安心ください。破産手続きをすることにより、裁判所が免 […]

同時廃止手続とは、どのような手続きですか?

自己破産手続には、同時廃止手続き少額管財手続きがあります。 同時廃止手続とは、そもそも破産手続きが、破産者の財産をお金に換えて債権者に配当する手続きのため、始めから、換価できる財産がなければ、破産手続をする意味がありませ […]

少額管財手続とは、どのような手続きですか?

自己破産手続には、同時廃止手続き少額管財手続きがあります。 本来、破産手続は、破産者の財産をお金に換えて債権者に配当する手続きのため、破産者に、20万円以上の財産がある場合、少額管財手続になります。 また、そのような財産 […]

自己破産のデメリットはなんですか?

財産の処分がされる ・家具などの動産類は、ほとんど手元に残りますが、高額な財産は処分されます。 99万円を超える現金や、20万円以上の財産です。・20万円というのは、申立時の時価になりますので、購入時に20万円以上であっ […]

自己破産をしたほうが良いのはどのような場合ですか?

任意整理 自己破産と似たものに任意整理という手続きがありますが、これは、各債権者と和解をして、返済計画をたて個別に支払っていくもので、借金の元金が減るものではありません。 自己破産 自己破産は、「支払い不能」であることが […]

借金が100万円程度ですが、自己破産をすることは可能ですか?

自己破産は、支払い不能状態が要件となっています。 支払い不能状態か否かは、各人の収入と、申立時の財産状況から判断されます。 そのため、普通のサラリーマンであれば、100万円で支払い不能とは言えませんから、自己破産はできな […]

自己破産したら、すべての債務はなくなりますか?

裁判所が免責決定をすれば、借金の返済義務がなくなります。 但し、税金や養育費などの支払いを免れない債務もありますので、それについては、今後も支払いを継続していく必要があります。 破産法(免責許可の決定の効力等)第二百五十 […]

ギャンブルをするためにつくった借金ですが、免責は認められますか?

法律は、一定の場合に、免責を許可しない事由を定めています。 ギャンブル、浪費などの著しく財産を減少させた場合も、免責不許可事由の一つです。 ただ、この場合も、絶対に免責が許可されないわけではなく、破産管財人が借金をした理 […]

携帯電話料金も含めて破産申立てをして困ることはありますか?

携帯電話料金も、申立時に残存し、債権者一覧に記載しているのであれば、破産債権として免責の対象になります。 ただ、携帯電話会社を、破産債権者とすると、その会社とは、あらたに契約をすることが難しくなります。 免責決定後は、他 […]

生命保険は解約することになりますか?

生命保険の場合、仮に、今、解約すればいくらになるのかが問題となり、自己破産の申立ての際の資料として、解約返戻金計算書を裁判所に提出します。 解約返戻金が20万円以上となると、同時廃止手続きではなく、少額管財手続になり、原 […]

足が不自由なため自動車をそのまま維持したいのですが可能ですか?

自動車ローンが残っているか否かで、扱いは変わります。 自動車ローンがない場合 自動車ローンがない場合、自動車の現在の価値が、20万円以下であれば、換価処分の対象になりません。そのため、自動車販売会社に査定書をだしてもらい […]

自己破産をしたことが、戸籍や住民票に記載されることはありませんか?

戸籍や住民票に自己破産の事実が記載されることはありません。 但し、官報には、氏名・住所が記載されることになりますが、通常、官報を通読している人はいませんので、それをきっかけに自己破産の事実が発覚することは、ほぼないでしょ […]

自己破産することを会社にばれたくないのですが、可能ですか。

自己破産をすると、官報に氏名、住所が記載されますが、通常、官報を通読している会社はないため、官報への掲載を理由に、会社にばれるということは、あまり想定しなくても大丈夫です。ただし、絶対に大丈夫なわけではありません。 また […]

引っ越しの予定があるのですが自己破産に影響を及ぼしますか?

自己破産の申立ての時期によります。 自己破産の申立て前 自己破産の申立て前であれば、特に影響はありません。ただし、裁判所の管轄は、申立時の住所地になりますので、都道府県をまたいで引っ越しをすると、裁判所の管轄が変わります […]

海外出張に行く予定があるのですが、破産申立後そのまま出張に行くことは可能ですか?

可能です。ただし、管財人のついている少額管財手続では、裁判所の許可を得る必要があります。管財人に報告したうえ、裁判所に海外出張の許可を求める上申書を提出します。通常は、よほど長期間でない限り、認めてもらえるでしょう。 こ […]

自分の借金に保証人がいるのですが自己破産をすると保証人に迷惑をかけませんか?

債権者が、債権回収の人的担保としているのが、保証人ですので、当然、迷惑をかけることになります。具体的には、分割返済の合意をしていたとしても、あなたが、自己破産をすると、一括で返済をしなければならなくなります。 そのため、 […]

管財人との面接には弁護士は同行してくれますか、どのようなことを聞かれるのでしょうか?

破産申立て手続をご依頼いただいている以上、必ず、弁護士は同行します。管財人が質問をするのは、原則として、破産者に対してですが、適宜、弁護士が助言、補足して説明をします。管財人から聞かれることは、申立書記載の事実全般です。 […]

債権者集会に債権者がくるか不安です。私も何か話をしないといけませんか?

債権者集会は、管財人が主催しています。まず、管財人から、収支と財産の報告があります。 債権者が来ていれば、裁判所は、債権者に意見を述べる機会を与えます。債権者集会を主催しているのは、管財人のため、基本的には管財人が、債権 […]

急に体調が悪くなり裁判所の免責審尋期日に行けなくなりました。どうすれば良いですか。

破産者も、免責審尋期日等には、弁護士と一緒に裁判所に行く必要があります。自身に起きた事情は、破産者自身が一番よく知っているからです。また、破産者本人が一度も、裁判官と話す機会もなく免責決定を認めては、債権者から裁判所への […]

会社役員をしていますが、自己破産すると役員を辞任しなければなりませんか?

取締役などの会社役員の場合、法律関係としては、会社と個人が委任契約を締結している関係になります。 民法653条は、委任の終了事由として、「委任者又は受任者が破産手続開始の決定を受けたこと。」を定めていますので、破産開始決 […]