自己破産することを会社にばれたくないのですが、可能ですか。

自己破産をすると、官報に氏名、住所が記載されますが、通常、官報を通読している会社はないため、官報への掲載を理由に、会社にばれるということは、あまり想定しなくても大丈夫です。ただし、絶対に大丈夫なわけではありません。

また、自己破産の申立てをする際、退職金の出る会社であれば、退職金計算書を準備してもらう必要があります。
これは、仮に、退職したとすれば、いくら退職金が発生するのかを計算し、その8分の1を、現在、破産者の有する財産として申立書に記載する必要があるためです。

その退職金計算書を準備してもらうときに、会社に自己破産することを説明しなければならないかもしれません。

どうしても、会社にばれたくなければ、就業規則の退職金規定から、退職金額を計算するという方法もあります。

また、会社と個人を問わず、たまたま、裁判所の債権者集会、あるいは、免責審尋期日に出頭したときに、知り合いにばったりという可能性もあります。

いずれにせよ、会社にばれるリスクは、絶対にないとは言えませんが、それほど高くはないと言えるでしょう。

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