【四月は君の嘘】モノトーンだった日常がカラフルにかわる 君の音が聞こえる 君がいる 僕は旅に出る

楯岡悟朗さん

とらさん、前回は、3月のライオンだったから、今回は、四月は君の嘘ですか?(笑)
ところで、四月は君の嘘って、誰のどんな嘘なんですか?

それは読んでからのお楽しみですよ。ヒントは、主人公の有馬君を囲む魅力的なキャラクター達。きっとその中の誰かが嘘をついているんでしょうね。有馬君の母親からの呪縛の解放、そして、ヒロインたちとの交流を通じた有馬君の成長を楽しんで欲しいな。2時間もあれば、全巻一気に読めますから、大人買いをおすすめしますよ!

第一話回想シーン

3年前 母が死んだ
ピアノは嫌いだ
それでもしがみついているのは きっと僕にはなにもないから
ピアノを除けば 僕は からっぽで 不細工な余韻しか残らない

四月は君の嘘 一巻

ピアノの天才少年が、11歳の秋、突然、ピアノが弾けなくなったところから、物語は始まります。
主人公は、有馬公生君。
とても性格の良いメガネ君。しかし、ネガティブな雰囲気を醸し出しています。

ピアノが弾けなくなったこと、そして、その原因であると有馬君が思い込んでいるもの。
この漫画の主題の第一は、有馬君と亡くなってしまったお母さんとの関係性。
有馬君が思い込んでいるお母さんからの呪縛、そして、それを克服する過程です。

ヒロインとの出会い

見るもの聞くものすべてが、有馬君には、「譜面のように 鍵盤の様に」モノトーンに見えています。
ちょっと、冒頭、暗い雰囲気ですね。
しかし、底抜けに明るい、幼馴染の女の子椿ちゃんの存在が、暗くなりがちな第一話を明るくしてくれています。

そして、その椿ちゃんが言った言葉を体現するような出会いを、有馬君は体験します。

「彼と出会った瞬間 私の人生が変わったの」
「見るもの 聞くもの 感じるもの 私の風景 全部が カラフルに色づきはじめたの」
「世界が」「輝きだしたの」

四月は君の嘘 一巻

有馬君は、椿ちゃんのクラスメイト宮園かをりさんと出会います。
彼女は、ヴァイオリニストであり、有馬君は、その強烈な個性と演奏に魅了されます。
しかし、宮園さんは、有馬君の友人の渡君が好き。有馬君は、「友人A君」です。

完全に、宮園さんを意識している有馬君。
しかし、友だちを好きな女の子。それを理解している有馬君は、一線を引いてしまいます。
う~ん、もどかしい。でも分かる。分かるよ有馬君。

くじけそうになる私を支えてください

そんな宮園さんは、有馬君にピアノを弾けなくなった理由を聞いたうえで、「友人A君を私の伴奏者に任命します」と、ヴァイオリンコンクールの伴奏者として一緒に出演してくれるようにお願いします。

しつように、有馬君に伴奏者となってもらうべく、動き回る宮園さんと椿ちゃん
ピアノが弾けなくなったことを理由に、断る有馬君。
ヴァイオリンコンクールの当日
そんな有馬君に、宮園さんは、頭をさげ、涙ながらに、お願いします。

聴いてくれた人が私を忘れないように その人の心にずっと住めるように
それが私のあるべき理由 私は演奏家だもの 君と同じ だからお願いします
私の伴奏をしてください
私をちょっぴり支えてください
くじけそうになる私を 支えてください

四月は君の嘘 一巻

有馬君は、そんな宮園さんの真摯な言葉を受けて、伴奏をすることを承諾。
仲間たちとともに、音楽ホールに自転車の二人乗りで向かいます。

「行けーーー!!!」

青春ですね(*^-^*)

アゲイン

ヴァイオリンコンクールで、伴奏をする有馬君
順調にピアノを弾いていきますが、突如、ピアノの音が聞こえなくなります。
そして、伴奏を止めてしまいます。
それに合わせるように、宮園さんも、ヴァイオリンの演奏を中止。
演奏者が演奏を中止すること。それはコンクールでの無評価を意味します。
それでも、宮園さんは、有馬君に告げます。「アゲイン」

覚悟を決めろ
僕の中にあるものを引っ張り出せ
音が聞こえないのならイメージしろ!!
体中で鳴らせ
母さんが僕に残したものを引っ張り出せ
僕を突き動かす 力強く 鼓動のように 君の音が聞こえる 君がいる
もうすぐ四月が終わる
乾いた冷房 ほこりの匂い 
僕は旅に出る

四月は君の嘘 二巻

四月は君の嘘

四月は君の嘘 誰のどんな嘘なのかは、読み進めていくと分かります。
全11巻、コマ割りも大きいから、2時間もあれば一気に読めてしまいます。
全体的に重いテーマを扱っているのに、気持ちよく読めてしまうのは、主人公の有馬君を含め、登場人物が皆、性格が良いから。問題ありの人なのかなと思っていた人も、実はということが。
思い切り感情移入して読んで欲しい、そんな漫画。
甘酸っぱい青春時代を追体験できますよ。

今回の漫画仲間はこちらの方

とにかく麻婆豆腐を愛してやまない不動産屋の楯岡さん。
ブラック企業につとめた体験をまとめた「ここで負けたらただの負け犬!」は楯岡さんを知るのに必読の書です。
氏が代表をつとめる麻婆の会『語呂会-4000(四川)』に、私も参加しています。

楯岡 悟朗

負け犬にならなかった麻婆好きの男

きねや不動産株式会社 取締役
不動産活用コンサルタント
空家管理コンサルタント

ここで辞めずに表彰式常連のトップ営業マンへ

28歳のときに妻の両親が経営する町の不動産会社を継ぐことを決意。
「修行」のため営業未経験で入社した大手不動産会社は、業界でも有名なブラック企業でした。
会社を辞めることばかり考える日々を送るも、不動産の仕事を覚えるまでの修行と割り切り、やがて最短で役職者に昇進。表彰式常連のトップ営業マンに!
現在は、きねや不動産株式会社の取締役。

宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計)/賃貸不動産経営管理士/測量士補/All About公式ガイド/四川麻婆豆腐好き/キャンプ好き/アメコミ映画好き/筋トレ継続中/埼玉西武ライオンズびいき/暗号通貨の未来に期待/妻・息子3人
→→→ 未経験の新人不動産営業マンが入社してノルマをこなし辞めるまでの軌跡

著書
ここで辞めたらただの負け犬!
ビジネス図解 住宅ローンのしくみがわかる本

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文書作成者

佐藤 嘉寅

弁護士法人みなとパートナーズ代表

プロフィール

平成16年10月 弁護士登録
平成25年1月 弁護士法人みなとパートナーズを開設
得意分野:企業間のトラブル、債権回収全般、離婚、相続、交通事故、刑事弁護、サクラサイト被害などの消費者問題にも精通

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