【3月のライオン】『「逃げなかった」って記憶が欲しかったんだと思います』誰しもが共感できる素敵な言葉が溢れています!胸に迫る言葉探してみませんか?
とら先生、今日も、面白い漫画をおすすめしてくださいね。
ところで、将棋の藤井聡太二冠、すごいニュースになってますね。どうしたら、あんな成績が残せるんでしょうね?
矢口先生。先日、恩師である「ふみもと子供将棋教室」の文本力雄塾長が、藤井二冠の強さの秘密を語っているニュースを読みましたよ。藤井二冠は、子供のころから、すごい負けず嫌いだったらしいです。
文本力雄塾長は、藤井二冠のことを「将棋に負けて泣いた数はギネスブック級です。」と語っていました。
成功する人は、須らく負けず嫌いってことなんでしょうね。
そんな藤井二冠に触発されて、今回おすすめする漫画は、3月のライオンです。矢口先生は、もちろん、ご存知ですよね?
主人公の桐山零は、中学生でプロ棋士になった才能の持ち主ですが、不幸な生い立ちを歩んでます。
主人公の内面の描写、周囲の人たちとかかわっていく中での成長の過程が、とても良いですよね。
登場人物は、みんな負けず嫌い。重い話が多いですが、羽海野チカ先生の柔らかな画風で無理なく読めます。すごくおすすめです!
冒頭の回想シーン
ゼロだってー
3月のライオン 1巻
ヘンな名前ぇー
ーでも、ぴったりよね アナタに
だってそうでしょ?
「家も無い」
「家族も無い」
「学校にも行って無い」
「友達も居無い」
ーほら アナタの居場所なんて
この世の何処にも無いじゃない?
最初の最初に、すべてを否定されるところから、始まります。
主人公の桐山零は、中学生でプロ棋士になり、将来を嘱望される人物。
しかし、家族全員を交通事故で失い、幼い時期に、天涯孤独の身になってしまった零を引き取ったのは、零の父親の親友で、プロ棋士の幸田氏でした。
……君は将棋 好きか?
3月のライオン 一巻
嘘だった……
人生で初めての生きる為の
―そして決して戻れない……
そうして幕は
どうしようもなく切って落とされ
―僕は将棋の家に子になった
第1話目、その大恩ある幸田氏を、対局で破ります。
重い、とにかく冒頭から重いです。
心に刺さる名言の数々
ただ、この重さが、この漫画の真骨頂なんですよね。
一話ごとに、心に刺さる名言が。
後輩からの質問に対して
野球でプロを目指している後輩の高橋君に、プロになってから一年遅れで学校に行った理由を聞かれたとき
零は、たどたどしく、こう答えます。
僕は本当に将棋にしか特化してないんです
3月のライオン 二巻
人付き合いも苦手だし
勉強は好きだけど 学校にはなじめませんでした
人生を早く決めた事は後悔していません……
でも多分
「逃げなかった」って記憶が欲しかったんだと
思います
年下の後輩に尋ねられて、それに真摯に答える零。
「逃げなかった記憶」
欲しい!その記憶欲しいです。
分かる、分かるよ、桐山君。
心の中で、何度も頷きました。
先輩棋士の呟きに対して
離婚の決まった棋士との対局。
最後のクリスマスを一緒にすごす娘のために、勝利して帰りたい棋士。
しかし、負け筋であることに気づいた棋士は、即時に勝つことをあきらめてしまいます。
「あ~あ…最後のクリスマスだったのにな……」
と、呟く棋士を見送り、駆け出した零は、一人、叫びます。
ふざけんなよ
3月のライオン 二巻
弱いのが悪いんじゃんか
弱いから負けんだよっっ
勉強しろよ してねーのわかんだよ
解ってるけどできねーとか言うんならやめろよ‼
来んな‼
こっちは全部賭けてんだよ
他には何も持てねーくらい将棋ばっかりだよ
酒呑んで逃げてんじゃねーよ
弱いヤツには用はねーんだよっっ
うわー。これも分かる。
あらためて3月のライオンを読みなおすと、桐山君の言葉が胸をえぐります。
これって、コロナで暇になったとき、一人飲みしていた時の俺じゃない?
ごめん、やる、やるよ!!って、謝りたくなりました。
何も持たず、一つのことに打ち込んでたのって、受験の時だよね。
仕事を始めてから、すべてを投げ捨てて集中することなかったかもしれない。
桐山君の言葉に、また、周囲の魅力的な人たちの言葉に、いちいち過反応してしまいます。
胸に迫る言葉探してみませんか?
3月のライオン。読者それぞれに、何か胸に迫る言葉があるはず。
そんな人それぞれ胸に迫る言葉を探すために、3月のライオンを読んでも面白いかもしれません。
後半、桐山君は、周囲の人たちに認められ、次第に頼られるようになり、充実した毎日を送るようになります。
読むのもだいぶ楽に。読後感も全然違います。
良かったね。桐山君(*´▽`*)
ただ、ひねくれた僕は、葛藤を抱えて生きている前半の方が好きかもしれません。
いや、確実に、前半の方が好きだな(笑)
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柔らかな物腰ながら舌鋒鋭い敏腕税理士の矢口先生
その造詣の深さは、税務知識のみならず漫画にも及びます。
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矢口 岳史
税理士法人タクティクス 代表・税理士
社長のいちばん身近な相談相手
20歳で税理士試験に合格後、芸能プロダクション勤務という異色の経歴を経て、25歳で独立開業。
2018年に二十周年を迎える。
12年間毎日更新を続けたブログは昨年末に惜しまれつつ終了。
社長のいちばん身近な専門家として、いつでも気軽に相談できる税理士事務所です。
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決算前の納税額の試算で、効率的な節税を提供いたします。
会社発展のための経営計画の策定をご支援いたします。
文書作成者
佐藤 嘉寅
弁護士法人みなとパートナーズ代表
プロフィール
平成16年10月 弁護士登録
平成25年1月 弁護士法人みなとパートナーズを開設
得意分野:企業間のトラブル、債権回収全般、離婚、相続、交通事故、刑事弁護、サクラサイト被害などの消費者問題にも精通
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