【社長、僕らをロボットにする気ですか?】企業にマニュアルを導入して業務効率を高めましょう!マニュアルとはかくあるべきというのが良く分かりますよ。

株式会社2.1の代表取締役CEO中山亮さんが、自社の業務内容を分かりやすく解説した書籍を出版したと聞いて、早速読んでみました。

中山さんとは、約10年前いわゆる朝活で出会った仲間でした。
当時は、プルデンシャル生命保険の営業マンをしており、その後、営業所長をしていたと記憶しています。
営業成績も抜群のようで、すごい優秀な人なんだなと常々思っていました。

そんな中山さんが、マニュアル整備支援事業を行う会社を始めたと聞いて、ずいぶん驚いたものです。

しかし、あれよあれよという前に、会社は発展し、内閣官房「業務の抜本見直しチーム」アドバイザーに就任したとのこと。やはり優秀な人です。

本書には、株式会社2.1の社名の由来も書いてあって、中山さんって、こんな風に考えていたのか、と感心するところも。

また、マニュアルについての正確な理解を読者にして欲しいという熱意が伝わってきます。
本書を読むと、マニュアル導入は、どのような職種にも必要なものだと理解できます。

題名の由来

そんな本書をちょっとだけご紹介します。
まず、中山さんは、マニュアルに対する世間のイメージがけして良いものではないことを指摘します。
そして、実際に、某社で実施したマニュアル導入説明会の質疑応答の際の言葉

【社長、僕らをロボットにする気ですか?】

が強烈な印象に残り、書籍の題名としたそうです。

マニュアルの役目

確かに、マニュアル人間というと、特に意味もなくネガティブなイメージが付きまといます。
しかし、中山さんは、マニュアルはけして悪ではなく、以下のとおり断じます。

「 悩む」「 迷う」「 やり直す」 という仕事の生産性を邪魔する三要素をなくし、「 探究する」「 新しい発想を生み出す」「 創意工夫をする」 といった、 頭の中の空き容量で行うことのために時間を増やす役目を果たすのがマニュアルなんです。

社長、僕らをロボットにする気ですか?

正しいマニュアル

そして、本来の正しいマニュアルの姿を、以下のように定義しています。

”目的”に応じた”行動”が明示され、
求められる”結果”を、
誰もが”再現”できるツール

社長、僕らをロボットにする気ですか?

確かに、無駄な時間を減らして、生産性のあることに時間を回せればよいですよね。

本書では、中山さんが、本格的なマニュアルと出会ったプルデンシャル生命時代の話も、ふんだんに出てきて、マニュアルの必要性、重要性について、経験のなかから語っています。
経営理念、生命保険の詳細、見込み客の考え方、商談プロセスごとの解説、クロージングの方法、契約後のフォローについて書かれた営業だけで20冊に及ぶ業務マニュアルがあったとのこと。
確かに、私も保険の営業マンから説明を受けたときって、分かりやすく、立て板に水で良くできていたな~というのを思い返します。
あれもマニュアルだったんだろうなぁ、そして、それが基本の型であり、さらに経験を重ねて自分の型をつくってトップセールスマンになっていくのでしょう。

本書には、マニュアル導入による課題解決の成功事例が複数あげられ、また、マニュアルの作成の仕方の基本も、丁寧に解説されています。

本書を読んだ感想

本書を読むと、マニュアルの有用性というのが良く分かります。
確かに、私も、平成20年に独立以来、事務員の移り変わりが多々あり、できる事務員、普通の事務員、ちょっとダメな事務員もいましたが、マニュアルをきちんと導入できていれば、その資質によらず、一定の成果をだせていたのではないかな、経営者の怠慢だったなんと反省しきりでした。
正しいマニュアルを作る必要性を、あらためて考えさせられました。
業務効率をあげたいと考えているすべての経営者におすすめできる一冊です。

中山 亮

可視化マネジメントを実現する男

株式会社2.1 代表取締役 CEO
内閣官房「業務の抜本見直しチーム」アドバイザー

マニュアルを通じ人と人が分かり合える社会の実現を目指す!

「もっと考えろ!」
上司と部下、先輩後輩、教師と生徒、夫婦、、、いろんな場面で耳にする言葉です。なぜ、部下は思ったようにやってくれないんでしょうね。なぜ、できないんでしょう。一方、皆、自分なりに考えてますよね。皆、自分なりに頑張っています。
私は、人を信じることはできても、人の考えを理解するなんて到底できないと思っています。もう少しいえば、 人の考えを理解するという行為は、理解させる側にも理解する側にも、高度なコミュニケーションスキルと濃密な時間、理解しようとする意識が必要で、その全てが揃っている状況は現実的に少なく、結果的に、10言って3しかわからない、という伝言ゲームを前提に、コミュニケーションがなされていると考えています。
でも、私達は一人で生きている訳ではありません。人と遊び、仕事し、生活しています。それが楽しくて豊かさを感じながら、生きています。人と人が、もっと分かり合えたら、スムーズに相互理解し合えたら、もし、人同士の行き違いがなくなったら、ちょっとした誤解から生まれる喧嘩、仲違い、紛争、大小様々な社会問題が生まれにくい世界だったら、どんなに豊かだろうか。
2.1を起業したキッカケは、企業における伝言ゲームのストレスを解消するのがマニュアルであるにもかかわらず、マニュアルには別のネガティヴなイメージがあり活かされていない現実や、そもそもマニュアルの作成や活用がうまくできない企業が非常に多いことに気づき、マニュアル整備支援を事業化したことから始まりました。
2.1は、人と人が分かり合える社会の実現を目指して、知恵を絞り、泥臭く地道に、問題解決を追求する会社で在りたいと考えます。

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文書作成者

佐藤 嘉寅

弁護士法人みなとパートナーズ代表

プロフィール

平成16年10月 弁護士登録
平成25年1月 弁護士法人みなとパートナーズを開設
得意分野:企業間のトラブル、債権回収全般、離婚、相続、交通事故、刑事弁護、サクラサイト被害などの消費者問題にも精通

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